■入れ歯リサイクル好調 滋賀県内医療機関 回収協力増える

ユニセフ寄付や難病患者支援のために、入れ歯の回収を呼び掛け、募金箱(左)で協力を求める歯科医=大津市・田村歯科医院 NPO法人滋賀県難病連絡協議会(大津市)が取り組む「入れ歯リサイクル事業」が広がりを見せている。来院者に入れ歯の回収を呼び掛ける県内の病院、医院が増えており、協議会は「医師や市民に支えてもらい、ありがたい」と喜んでいる。同事業は、入れ歯のばねや詰め物にある貴金属を精製して得た収益を、ユニセフへの寄付や環境保全、難病患者支援に使う。協力する病院や歯科医院は事業立ち上げ時には17だったが、現在は行政機関や福祉施設を含む25カ所がボックスを設置するなどして回収を呼び掛けている。協議会が2月に半年分の集計をしたところ、26万円の収益があった。11万8千円をユニセフに寄付し、ほかは県難病連絡協議会の活動費などに充てる。大津市打出浜の田村歯科医院では患者に張り紙で回収を知らせ、募金箱を病院に設置している。田村正治医院長(55)は「体が不自由な人を助けるのが健常者の役目。少しでも力になれば」と話す。

(京都新聞)2010年3月2日

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